【む笑づ】

 

こんにちは~む笑づです

 

日々元気なむ笑づですが、今回はむ笑づにとっての

感動と涙のお話をお聞きください。

 

今年5月に毎日ご利用をして下さっていたひょうきんな98歳の

ご利用者様が脳梗塞となり、右麻痺と記憶障害で

余儀なく、在宅での生活が困難となり他の施設入所となりました。

ご家族様は、とても陽気で明るくお母様思いの優しい方で

私たちも気兼ねなくお話をさせて頂いておりました。

しかし、今回このような形になり、とても心苦しく施設入所を

決意され、その後も毎日のようにお母様の施設に面会に行かれ

お母様のお世話を一日も欠かさず通っておられました。

記憶も殆どなく、立つこともできず、あれだけ笑ってお話好きだったのに

施設内では殆ど話をすることもなく、笑うことがないと‥‥

ところが数週間前に突然「いつもの人がいない。どこにいったんやろ?」と

数日間同じ言葉を発しているとのお話がありました。

もしかして少しずつむ笑づの事を思い出しているのではないかと‥‥

娘様よりもしかして記憶が戻ってきているのかもしれないので

もう一度む笑づに一日でもいいので利用させて頂けないかと

ご相談があり、一言返事で「もちろん」とお答えをし

翌日、ご利用をして頂きました。

来所後は、以前と変わらない表情で「あんたまだおったんね」

「長いこと来てなかったかね~」と笑顔でお話が弾み

お久しぶりにお会いした利用者様と涙の再開となりました。

その後も起立訓練で自力で立つこともでき、麻痺手の指運動も

左右変わらない程の動きでお話も退所されるまで‥‥

その姿を見られた娘様は「こんな母を見たのは久しぶりです」と

涙され、わたしたちもまさかの再開に涙涙でした

退所するときには「また来るね~」と笑顔で施設に帰られました。

年に関係なく人は笑顔があれば意欲も活気も‥よみがえる力があり

できないことも可能とする力もある。

そして笑顔が持つパワーは想像以上に大きな力をもたらすと

再認識した私達でした。

この利用者様は、98歳と長寿でもあり、笑顔を取り戻すだけで

できなかったことを本当に可能としたご利用様です。

前回のご利用時と違った状態であっても笑顔は変わらずで‥

わたしたちに本当の笑顔を下さってありがとうございます。

そして、嬉しいことに週2回の復活ご利用となり、

これからも一緒に沢山の笑顔を作って行きましょうね。

 

長々とお話を聞いて下さり、見て下さった方々

ありがとうございました。