【福祉人の旅】伝える人と聞く人

相手にイエスと言ってもらうには、自分が伝えたいと思っていることが、そのまま相手に伝わることが理想です。

アメリカでこんな実験があったそうです。

ある大学の心理学部の大学院生を、「叩き手」と「聞き手」に分けました。

叩き手は誰でも知っている有名な曲を口ずさまずにテーブルを叩いてリズムをとります。

その曲のリズムをテーブル叩きによって聞き手に伝えるという実験です。

120曲行ったときどの程度当たると予想しますか?

叩き手は半分くらいは正解するだろうと思ったそうですが、結果は3曲(2.5%)だったそうです。

伝える人と聞く人の認識がいかにズレているかという結果でした。

「ちゃんと話したんだから、わかってくれているはず」と思っても、違う趣旨の話として伝わっていることがあるのかもしれません。

相手にイエスと言ってもらうには、相手の認識を前提として理解し、受け入れやすい提案をしなければなりませんね。