【む笑づ】看取り

こんにちは!む笑づです。

今回はある利用者様の看取りのお話をさせて頂きます。        

 

2年前からいつどうなってもと言われていた利用者様が

かつてからのご希望で山に登って歩きたい、歩いて木を

とりたい、行きつけのラーメンを食べたい等があり、

そのご希望を叶えるため、スタッフ一同で準備を

行って参りました。これまで数名の方々の看取りに関わりを

持たせて頂き、その都度、学ぶことが沢山あって

一人として同じ看取りはなく、支援側の自己満足に

ならないよう沢山の関わりを持つ事でスタッフも

更に様々な学びを今回も教えて下さりました。

誰もが望まれる安楽を主治医、訪問看護と考えながら

今回も苦痛感もなく、安らかに永眠されました。

歩く事も食べる事もできなくなっていた利用者様の

1か月間の生きた証のお写真をアップさせて頂きます。

                                                                     お元気だった頃の行きつけのラーメン屋さん

食思もなく、食べれない状態だったのですが

ラーメンを見て食思が戻り全量でした 

 

さぁ~山登りあの辺にないかな~?

 

   

これはいいなぁ~磨いたらいいものになる

乾かして皮むいて磨くんよ

 

 

かつてご希望だった歩きたいを叶える事に・・

山の風景や大地を踏みしめ歩く事ができました

ご自身でもっておりたいとおっしゃり

重たい木をもち下山

下山をして車に乗り込む前にご近所様とお会いする事も

出来ました

そして・・余命より18日目が過ぎた夜に

穏やかに安らかな表情で永眠されました。

 

今回も沢山の学びを下さりました。

私達がご支援させて頂く中で死を目の前にした利用者様が

不安や恐怖を感じさせない支援や感情に寄り添い

安心して過ごす。孤独感を持つ事がないよう配慮を行いながら

最期をむかえられ、残されたご家族様や関わりを持って頂いた方々

全ての方々に後悔や悔いのないようスタッフ一同、取り組みを

行って参りました。今回もその一例をお話させて頂きました。

これからもむ笑づでは、更なる経験をつみ

沢山の利用者様とふれあっていきたいと思います。

長々と観覧して下さってありがとうございました。

そして関わって頂いた皆様にもご家族様にかわって

御礼を申し上げます。

○○様、安らかに・・・そして・・ありがとう