【福祉人の旅】性善説と性悪説(その3)

前回性善説と性悪説について考えました。

性善説

本来の人間の性質は善である。しかし時に不善になるのは、人為的な外からの力の結果である」

性悪説

「本来の人間の性質は悪である。それが善になるのは人間の意志で努力することの結果である」

この二つを並べてみると、性善説と性悪説は反対意見ではなく、

「人間は本質はどうであれ努力をしなければならない」

という意味にとれます。

結局、人間は努力をしなければならないことを哲学者たちは色々な伝え方をしてくれているのです。

人間には「自己防衛」と「自己犠牲」の両面があり、場面場面でどちらかが前に出てくることにより、

自分を含めた周りを幸せにしたいのではないでしょうか。

最近のコロナ渦のなか、そんなことを考えています。