ミスや事故が起こった時、次に同じことを起こさないように対策を立てます。
ただ、その対策が暫定的であったり応急対策のみである場合には再度同じミスや事故が発生します。
これでは再発防止対策にはなりません。
どんな場合でもミスや事故が発生しないようにする対策が必ず必要です。
例えば、
一般の方も通行する通路で転倒事故がありました。
原因は床のちょっとした段差のようです。
対策として、注意を呼び掛ける立て看板を設置しました。
この対策だけで十分な対策といえるでしょうか。
立て看板が読めない方には効果がありませんし、看板が古くなったら読めなくなるかもしれません。
一番の対策は床の段差をなくすこと。
当然、費用や物理的に難しい場合もありますが、段差がなくなれば段差でつまずく事故は起きません。
この、段差をなくすのが本当の再発防止対策です。
段差をなくすまでの間、立て看板を設置する対策であれば有効ですが、
立て看板を立てただけで対策ができたと勘違いしないようにしなければなりません。