【福祉人の旅】聞く・聴く・訊く

「きく」という言葉には複数の漢字があります。

その違いは何でしょうか。

 

「聞く」

英語ではhear。受動的な「きく」です。

耳に入ってきた音を認識するという意味です。

 

「聴く」

英語ではlisten。能動的な「きく」です。

相手の感じていること、伝えたいことを理解しようと耳を傾けることです。
「聴く」という漢字には、「心」という文字が入っています。
心を込めて、「きく」ことです。

 

「訊く」

知りたいことや質問したいことを尋ねることです。

自分がききたいことを「訊く」 ため、 相手が言いたいことを「聴く」とは、矢印の方向が異なります。

 

コミュニケーションに大切なのは「聴く」と「訊く」。

決して「聞く」にならないようにするのが大切です。