過去5年間に餅などをのどに詰まらせて
救急搬送された人の総数は453人でしたが
そのうち7割が入院加療を要するような
中等症以上と診断されています🚑
死亡に至った人も6%の27人いますので
餅などをのどに詰まらせることは
重大な事故です😰
餅などをのどに詰まらせる
窒息事故による救急搬送の約9割は
65歳以上の高齢者です💦
年齢別にみなすと、65歳以上で次第に増し
80歳代でピークを迎えます💦💦
人が餅などをのどに詰まらせてしまったら
どのように対処すればいいのでしょうか❓
まず、患者さんが窒息状態にあることに
早く気がつく必要があります⏳
窒息に陥った人は親指と人差し指で
のどをつかむしぐさを見せることが多く
これは『チョークサイン(窒息のサイン)』
と呼ばれています❗️
人がこのしぐさを見せたら
すぐに応急手当が必要になります。
患者さんに呼び掛けた際に反応がある場合と
ない場合で、対処法は異なります。
呼び掛けて反応があり、
患者さんが咳をすることが可能でしたら
できる限り咳をさせてください❗️
咳をしても異物が排出されなかったり
患者さんが自分で咳をできなかったりなど
窒息と判断した場合は直ちに誰かに依頼して
119番通報をしてください📞
その後、救助者による
異物除去が必要になります‼️
異物除去には背部叩打法と
腹部突き上げ法の2つがあります❗️
異物除去はまず
背部叩打法を優先して行ってください‼️
背部叩打法を試しても効果が見られない場合は
腹部突き上げ法を試して
異物の除去ができるか
患者さんの反応がなくなるまで
腹部突き上げ法を行った場合は
内臓を痛める可能性があるので
救急隊が到着したらその旨を伝えるか
医師の診察を受けさせるようにしてください❗️
また、妊婦や乳児には
腹部突き上げ法は行えないので
背部叩打法をのみ行ってください❗️
患者さんがぐったりして
反応がなくなっている場合は
心停止に対する心肺蘇生が必要となります。
救助者が一人か二人以上か
また患者さんが成人か小児か乳児かによって
処置法が変わります。119番通報をすると
通信指令員から適切な指示があるので
その指示に従ってください。