『立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花』
という言葉がありますよね。
これは、美しい女性の容姿や立ち居振る舞いを例えて形容する言葉として使われてましたが…
本来は漢方薬の生薬の用い方を例えたものらしいです!
「立てば芍薬」の「立てば」は、イライラと気の立っている状態を示しており、苛立っている時は鎮痛・鎮痙作用のある芍薬の入った方剤を使うべし、と云うこと。
「座れば牡丹」は、座ってばかりいる人は血液の巡りが悪くなり血の滞り(お血)が起こる。
こういう人には血流を改善する牡丹の入った方剤を使うべし。
「歩く姿は百合の花」は、百合の花のように足元がふらつき頼りなげに歩いている様子を表現している。
これは、心身症など精神衰弱が見られる人の歩く様を示しており、精神の安定をはかる百合(びゃくごう)が入った方剤を使うべし!
という意味なんだそうです。
知らなかったぁ~