【1娯1笑】二十四節気「大暑」☀️

 

7月23日(日)から、
二十四節気の「大暑(たいしょ)」
に入ります☀️

2023年の大暑は8月7日(月)までで
立夏から始まった「夏」が終わり
8月8日(火)の立秋以降
「秋」に入ります🍂

大暑は「大いに暑い」の名前のとおり
一年を通して、暑さの最も厳しい時季です🥵

大正時代に活躍した作家、芥川龍之介は
「兎(うさぎ)も片耳垂るる大暑かな」と
詠んでいます🐇
うだる暑さに、兎も芥川も
参っていた様子がうかがえます☀️

しかし、大暑ならではの楽しみもあります😊
大暑とはどんな時季か、見ていきましょう‼️
 

「大暑」と「土用の丑(うし)の日」と

「ウナギ」の関係

「土用」とは、立春・立夏・立秋・立冬の前の
各18日間のことです‼️

なかでも、立秋の前の18日間を
「夏の土用」といい、今では通常
土用といえば夏の土用を指します‼️
今年の「土用の入り」(土用の初日)は
7月20日(木)です🗓️

こうして見ると、夏の土用は
大暑のすべての期間と、大暑の前の節気である
小暑の後半の一部と重なることがわかります❗️
当然、非常に暑い期間です🥵

また、今年の「土用の丑の日」は
7月30日(日)です‼️

江戸時代の半ば以降、土用の丑の日に
ウナギを食べる習慣が広まりました😋

もともと、土用の丑の日に「う」のつくものを
食べる風習があり、蘭学者で
戯作者(げさくしゃ)の平賀源内が
「ウナギを食べると、夏負けしない」と
宣伝したことにより広まったといわれます‼️

現在も、土用の丑の日に
ウナギを食べる習慣は根づいています‼️

ビタミンA、B1、B2、D、E、コラーゲン
DHA、EPAなどの栄養素を豊富に含む
ウナギは、疲労した真夏の体を
守ってくれそうです💪
 

清少納言も食べていた「かき氷」

暑さが厳しくなると
かき氷を食べたくなる人も多いでしょうね🍧

ザク、ザク。シャリ、シャリ🎵
音からして、すでに涼しさ満点です😆

実はこのかき氷、平安時代には
すでに食べられていたことを
ご存じでしょうか😊❓

清少納言の『枕草子』には
「あてなるもの(上品なもの)」の一つとして
「削り氷(ひ)に甘葛(あまずら)入れて
新しき鋺(かなまり)に入れたる」ものが
あげられています🍧

これを現代語に訳すると
削った氷に甘葛という植物の汁をかけて
新しい金属のお椀に入れたものとなります😋

つまり、清少納言は今で言う
かき氷も食べていたということですね‼️

ただし、当時、氷はたいへん貴重なもの
だったので、かき氷を食べられたのは
上流階級の人だけだったようです💦
 

人の心を魅了する「ひまわり」

炎天下に咲く、真夏の花といえば
「向日葵(ひまわり)」を思い浮かべる人が
多いのではないでしょうか🌻

ひまわりは北アメリカ原産の
キク科の一年草です🇺🇸

日本にもたらされたのは江戸時代前半で
当初は「丈菊(じょうぎく)」と
呼ばれていたようですが
のちに「ひまわり」と呼ばれるように
なりました。ほかに
「日輪草(にちりんそう)」ともいいます🌻

鮮やかな黄色などの花を咲かせ
高さ2m以上になることもあるヒマワリは
人々の心を魅了してきました🎵

明治~昭和期の俳人で小説家の高浜虚子は
物騒にも思える、以下の一句を詠んでいます。

〜向日葵がすきで狂ひて死にし画家〜

これは、ひまわりを好んで描いたオランダの
画家、ゴッホのことを詠んだ句です❗️
 

「八朔(はっさく)」は果物ではない?

「八朔」は「はっさく」と読みます❗️

はっさくと聞くと、ミカンの一品種の
「ハッサク」を思い浮かべる人が
多いでしょう🍊

それも八朔なのですが、八朔は本来
旧暦の「八月朔日(さくじつ)」の略です❗️
「朔日」は毎月の第一日、つまり
一日(ついたち)のことですから
八朔は、八月一日の意味になりますね‼️

旧暦の8月は、新暦の9月ごろに相当します❗️
かつては田畑にお供えをしたり
作物の実りを神に祈ったりしていました🙏

新暦が採用された後も、日付をそのままとって
8月1日を八朔としたため
京都の祇園(ぎおん)では、暑いさなかに
芸妓や舞妓の皆さんが祇園町のお茶屋に
挨拶に向かいます。その表情は涼しげです🎵
さすが、プロですね😆

暑い、暑い、とばかり思うより
ウナギやかき氷などを食べて
精と元気をつけ、大暑の候を前向きに
過ごしていきましょう💪