【1娯1笑】大晦日の『食』といえば❗️

大晦日(みそか)の「食」といえば

年越しそばが欠かせない

という方も多いのではないでしょうか🥢

 

そばが縁起物とされる理由は?

まず、大晦日に年越しそばを食べる風習は
どんな理由で始まったのでしょうか❓

年越しそばを食べる理由には
いくつもの説が伝えられています📖

細く長いそばは寿命を延ばして家運を伸ばす
栽培中のソバは風雨に当たっても
起き直るために捲土重来(=物事に一度
失敗した者が再起を果たす)の象徴
とされたこと‼️

さらに、ほかの麺類に比べて
切れやすいことから
苦労や借金を年内に切り捨てて
翌年に持ち越さないように
とするために食するといわれています😋

また、そばには五臓六腑の滓(かす)を
取り去る効能があるとされ
健康効果を期待してともいわれます🎵
年越しそばを食することで新陳代謝を高めて
体内をきれいにしてから
新しい年を迎えたいとする考えです🌅

金銀細工に由来するという説もあります✨
細工師は練ったソバ粉を使って金粉を
集めたため、そばは“金を集める”
縁起物とされたから‼️
金箔師が金を延ばす台をソバ粉で拭うと
よく延びたなどの理由で
“金を延ばす(蓄財する)”ための
縁起がいい食べ物とされたともいいます💰

年越しそばの風習は
いつ頃始まったのでしょうか❓

江戸時代の前~中期とみられています❗️
元禄年間(1688~1703年)に
大店(おおだな)だった江戸日本橋の
越後屋呉服店(いまの三越日本橋本店)を
詠んだ『百人のそば食う音や大晦日』の
句があり、1750(寛延3)年の服部嵐雪の
句にも『蕎麦うちて鬢髭(びんし)白し年の暮』
とあります📖

ほかに鎌倉時代、年の瀬をしのげない
貧しい人々に博多(福岡市)の商人
謝国明(しゃこくめい)が、寺で『世直しそば』
と称してソバ餅をふるまったところ
翌年からみんなに運が向いてきたことが
始まりという説も伝わっています📖
 
 
年越しそばに決まった具材を添える風習が
あるようです。それぞれの具材には
どのような意味が込められて
いるのでしょうか❓

一般的に添えられる具材としては
海老(天ぷら)や油揚げ
ネギや卵などがあります😋

海老は『腰が曲がるまで』という
長寿の象徴で、ゆでた後の赤は
高貴な色でおめでたい食べ物
ともされています❗️
 
油揚げは五穀豊穣・商売繁盛に
ご利益があるとされる稲荷神の使い
狐(キツネ)の好物なので縁起がいいから🦊

ネギは『一年の労を「ねぎ」らう』の
語呂合わせから❗️
 
卵は黄身の色を黄金(こがね)に見立てて
金運上昇につながるとされています🥚

ニシンは『二親』の漢字が当てられ
二親からたくさんの子ども(数の子)が
生まれることになぞらえて
子孫繁栄の象徴とされ
春告魚(はるつげうお)という
縁起のいい異名もあります🐟

大根おろしはダイコンの音が『大黒』と
似ていることから、大黒様(大黒天)の
象徴として、豊作の願いを込めて
食されてきました❗️

昆布のとろろは『よろこ(ん)ぶ』に
通じるため年越しそばに添えられますが
自然薯のとろろをすったものを
具材とする地域や家庭もあるようですね🎵

とろろは、『松の内(1月1~7日
関西では1~15日)に食べると
中風(脳卒中の後遺症)にならない
風邪をひかない』とされますので
年越しそばに添えるという
風習につながったのかもしれませんね❗️

大晦日に当たり前のように口にする
年越しそばですが、そばそのものにも具材にも
古くから人々の健康や幸福
商売繁盛などのさまざまな思いが
込められた縁起食だったようです😋

大晦日は今年を振り返り
新たに迎える年がよりよい日々になるよう
祈りを込めて、年越しそばを
食してはいかがでしょうか😋