日々の自炊で活躍する、炊飯器
多くの炊飯器には保温機能が付いています
ついご飯を炊きすぎてしまい
その時に食べ切ることができなくても
保温機能があれば数時間はおいしさを
キープできるため重宝している人は
多いでしょう
しかし、保温機能を使う際にはいくつか
気を付けなければならないことがあります
炊飯器にはそれぞれメーカーが推奨する
保温時間が定められています
この時間を超えて保温すると
ご飯がパサつくのはもちろんのこと黄ばみが
出たり腐敗したりすることがあります
近年は保温に優れた炊飯器もありますが
ご飯をおいしくキープできる保温時間は
一般的に5~6時間程度
メーカーが推奨する保温時間を超えないように
注意したいですね
「楽だから」といってしゃもじを炊飯器の中に
入れていませんか
使用したしゃもじの取手には
手から雑菌が移っている可能性もあります
そのまま雑菌にとって栄養価たっぷりの
ごはんと一緒に保温すると
中で雑菌が繁殖してしまいます
白米・無洗米以外のご飯とは
味付きご飯や炊き込みご飯などのこと
余ったら、白米と同じように保温してしまいがち
ですが、推奨されていないようです
味付きごはんなどには調味料が使用されて
いるため、長く炊飯器の中に置いておくと
ニオイが本体内部に染みついてしまう
可能性があります
また、塩分などを含んだ水蒸気に長く
さらされることで、金属やパッキンが
傷むこともあります
さらに
炊き込みごはんの具材に含まれる水分のせいで
ごはんがベチャついてしまうことも
白米以外のごはんの保存は
炊飯器から取り出して別の容器に移し
冷蔵もしくは冷凍して保存しておくのが
ベストといえます
炊飯器の中に残ったごはんの量が
冷凍保存するには中途半端なときも
ありますよね
そんなときちょっと置いて
おいて、次にごはんを炊いたときに
継ぎ足して保温したくなりませんか
しかし、継ぎ足し保温は実はNGです
いったん外に出したごはんを炊飯器に戻すと
パサつきや腐敗が進みやすくなります
「電気代を節約したい」
「少しなら放置しても大丈夫」
といって電源を切った炊飯器で
ご飯を保存するのはNG
腐敗のリスクが高まるため、電源を切るなら
別の容器に取り出して冷蔵庫か冷凍庫で
保存するようにしましょう
通常、保温機能が働いている炊飯器の中は
保温に適した温度で雑菌や結露を
防いでいます
電源を切ってしまえば、当然その機能は失われ
ごはんは乾燥・腐敗・結露を起こしやすい
状態にさらされるわけです
炊飯器の内なべはもちろん
内ぶたも使うたびに洗浄するのが基本です
汚れが残っていると、保温中に雑菌が
繁殖しやすくなります
目に見えないカビや雑菌が繁殖すると
炊きたてのごはんから嫌な臭いがしたり
味が落ちたりすることもあります
美味しいごはんを炊くためにも
洗える部品は全て洗うようにしたいですね
ご飯をおいしく、そして安全に食べるためにも
注意したい6つのポイント
もしかすると、何気なくやっていたことが
「実はNGだった」ということも
あるかもしれません
これを機に、使っている炊飯器のメーカーが
推奨しているかどうかなども含めて
見直してみてはいかがでしょうか