昨日、あるセミナーに参加させて頂きました。
医療・介護報酬改定の内容から今後の医療福祉の方向性を考える内容で、大変勉強になりました。
そこで、なるほど!と思った内容を一つ。
最近よく聞かれるキーワードで、「人生100年時代」「働き方改革」というものがあります。
それぞれ別々に内容を考えると、
「人生100年時代」は、平均寿命が延び、それにより医療介護費用が上昇していく、そのなかでどのようにして
安心安全な社会を構築するか・・・という感じでしょうか。
「働き方改革」は、AIやロボットの進化のなかで人間ができることに注力し、更には多種多様な働き方を創出し、
全ての人が働ける環境を・・・・といったところでしょうか。
ところが、この二つのキーワードを一緒に考えると少しニュアンスが変わってきます。
寿命が延び人生100年となると、今まで働き手と考えられていた20~60歳という年齢構成が、20~80歳と変わっていきます。
すると80歳まで正社員として働く人が増えるでしょう。ですが、やはり80歳の方に20歳と同じ働き方を求めるのは現実的に厳しく、
夜勤や長時間労働は難しくなります。ですが、若手の人口の減少により高年齢の方を活用していかなければ事業が
成り立たなくなります。そのためには、例えば正社員の勤務内容を年齢別に多様化させ、労働力を確保する必要があります。
今は医療福祉の現場では2交替や3交替が主流ですが、高齢の方にお願いするなら4交替、5交替であったり、
週休3日、4日といった改革をしていく必要がある・・・という内容が見えてきます。
もっと我々企業側がもっと積極的に考えていかなければならなくなりそうです。