障害福祉サービスの居宅介護では、精神科や心療内科に通われている方の支援に入らせて頂く事もあります。
少し前のブログでも少しふれているのですが、
私のプライベートでも、長年パニック障害やうつ病で、入院を繰り返している知人が数人いるので、私にとっては心療内科系の病気が、一般の方に比べると少し身近なのかも知れません。
昔は心療内科系の病気は
「病気じゃない!」とか「甘えてる、気合いで治せ!」とか言われたりしてましたが、今は『脳の病気』という事が判明し、常識になりつつあります。
脳には色々な役割をもっている細胞が沢山あって、病気を引き起こすメカニズムもわかっており…
長くなるので、ひと言でまとめると、
パニック障害の場合は『脳の誤作動』なのだそうです。
誰だって好きであんな辛い思いをしてる訳じゃないのに、これを「気合いで治せ!」「甘えてる」は逆に追い込んで悪化させる結果になります。
気合いで頑張っても頑張っても、どうにもならないから苦しくて、きつくて、疲れ果てて、病気と闘うことすら諦めてしまうのです。
インスリンの注射をしている人に、
「インスリンくらい、気合いで分泌させろよ!怠けるな!」なんて言う人は、いないのにですね...??
※心療内科系の病気は、完治することは無く、再発する可能性は十分にあるけれど症状が落ち着いている、という状態を『寛解(かんかい)』と言います。