【福祉人の旅】スペシャリストとゼネラリスト

スペシャリストとゼネラリスト。

なんとなく日常で聞くワードではありますが、具体的な違いがわからない方も多いかもしれません。

自分の適性や将来像を考えたとき、どちらが自分に向いているのかを迷うこともあるかもしれません。

一言でいうと、スペシャリストは専門性が高い人で、ゼネラリストは幅広く組織をまとめる人のことです。

 

スペシャリスト(エンジニア、営業、専門職など)

特定の領域や専門分野に特化した人。
簡単には取得できない資格を持っていたり、他の人がなかなか知らない知識やスキルを身に付けていたりする人。

 

ゼネラリスト(管理職など)

広範囲にわたる知識やスキルを持つ人。

チームや会社全体をまとめる管理職や、プレイングマネージャーのような部下を指導しながら現場でも活躍する立場の人。

 

どちらが優れているということはなく、組織にはどちらも必要です。

スペシャリストばかりだと個人がバラバラになりまとまりませんし、

ゼネラリストばかりだと専門性が浅く、大きな成果を期待できなくなるからです。

ただ近年は多くの企業がスペシャリストを積極的に採用する傾向があります。

最初はスペシャリストとして入社し、知識や見識を広げて出世した人がゼネラリストと呼ばれるのが現状のようです。

つまり、スペシャリストの延長線上にゼネラリストがあると考えるからでしょう。

 

まずは自分の業務を深く理解し、より良い成果を出すためにスペシャリストを目指し、

その後組織全体を見渡し、幅広い知識を身につけてゼネラリストになっていくのが良いかもしれません。