【福祉人の旅】こころをこめる

福祉人の理念に、

「福祉は人、仕事ははこころ」というフレーズがあります。

福祉は人が行ってこそ福祉であり、こころをこめて行うから仕事である、という考えです。

ではこの「こころをこめる」とはどんな意味でしょう。

辞書では、

愛情や配慮、願い、祈りなどの気持ちを十分に含ませることを表す言い回し

とあります。

単に自分の気持ちをのせるではなく、

相手の気持ちや状況をくみ取ってどのようにする方が相手にとって良いのかを考え、その気持ちをのせることだと思います。

似た言葉で「感情をこめる」というものもありますが、

こちらは相手の状況は問わず、自分の気持ちをそのまま表現するという意味でしょうか。

福祉の仕事は必ず相手がいます。

相手の気持ちや状況を考え、こころをこめることが必要で、

自分の感情をそのまま載せてはいけないのだと思います。