【福祉人の旅】濃厚接触者と無症状感染者

新型コロナウイルス感染症の感染者の増加により、

感染された方の同居家族(濃厚接触者)の就労制限であちこちの職場で人員の不足が発生しているようです。

同居家族であれば感染の可能性が高いため、行動を制限し感染者を増やさないようにするのは理解できます。

ただ、今流行しているオミクロン株は無症状の感染者も非常に多いようで、

自分自身が感染していると気づかないまま行動している人が多くいる可能性があります。

この無症状感染者の行動制限をしなければ、おそらく感染拡大は止まらないのでしょうが、

そのためには全員に定期的に検査をする必要があり、現実的ではありません。

では、感染された方の同居家族の行動制限はどれほどの効果があるのでしょうか。

全ての方が、自分は感染しているかもしれない、あるいは目の前にいる人が感染しているかもしれないと考え行動すれば、

行動制限の必要はないのではないかと考えてしまいます。

現実、医療や介護の現場の多くで、濃厚接触者となった方の出勤制限により人手が不足して適切な医療や介護が行われていません。

いつまでこの状態が続くのか、不安を感じる毎日です。