キュウリ馬とナス牛は
どのような理由で
お盆の供物(くもつ)と
されているのでしょうか❓
キュウリ馬とナス牛は、
位牌や盆花、供物を置く盆棚に
供えられるものです。
キュウリ馬とはお盆に祖霊(先祖の霊)が
浄土(あの世)から家へ帰って来る時に
乗ってこられるように、
前脚と後ろ脚として苧殻(おがら)を
キュウリに刺し、馬に見立てて
作ったものです🥒
一方のナス牛はキュウリ馬同様
ナスに苧殻を刺して前脚、後ろ脚とし
お盆が終わって祖霊が浄土へ戻る際に
乗られる、牛に見立てたものです🍆
苧殻は『迎え火』といって
浄土からご先祖の霊が帰ってこられるように
家の入り口で、
焙烙(ほうろく=素焼きの平たい土鍋)に
載せて燃やす、皮をはいで乾かした
麻の茎のことです🔥
乗り物の行きが馬で🐴帰りが牛というのは🐮
ご先祖の霊に、『早く来てください』
『帰りはゆっくりとお戻りください』という
願いを込めたからだと言われています❗️