【1娯1笑】家庭で作る麦茶 最も菌が繁殖しにくい方法
8月も終盤ですが
まだまだ残暑が続いています

暑い時期の水分補給にご家庭で
麦茶を作る方も多いかと思いますが
普段はどのように作っていますか

一度煮出すと殺菌の効果があると思いきや
それだけでは安心できないようです

3パターンの作り方で検証
一般的に家庭で麦茶を作る場合は
煮出してから水などに入れて
急冷する方法(A)と
煮出してから常温で冷ます方法(B)
麦茶パックを入れて水出しで作る方法(C)
があります。
この3つの方法で作った麦茶が
それぞれどれぐらい保存できるのか
エフコープ生活協同組合商品検査センターが
細菌量の変化を検証しています

検証結果は、2日目までは
3つとも細菌の検出は
ほとんどなかったのですが
4日目になると…
煮出して常温で冷ます(B)の細菌が
5日目には水出し(C)の細菌が急増し
それぞれ6日目と9日目に
安全に飲める基準値を超えました

これに対し、煮出してから急冷する(A)は
9日経過してもほとんど細菌は
検出されませんでした

作り方の違いでどうしてここまで
結果が分かれたのでしょうか

急激に冷ます(A)に
細菌が増殖しにくかったのは
煮出したことで細菌のほとんどが死滅し
その後急冷して冷蔵庫に入れたので
細菌が増殖する時間がなかったためと
思われます

これに対し常温で冷ます(B)は
常温で長時間放置する間に
細菌が増殖しやすい温度(30~40℃)に
下がるタイミングがあったからと
推測されます

また、水出し(C)の場合は
細菌がいないペットボトルの
ミネラルウォーターを使ったものの
麦茶パックを入れる際に
細菌が混入したからではないでしょうか

麦茶は作ってから2〜3日で飲み切る
煮出してから急冷する方法で作る麦茶が
もっとも長く保存できることが
分かりましたが
この検証結果は
あくまでも目安だといいます

検証結果から、どの方法で作っても
5日目までは基準値を超えるほど
細菌は増殖せず、また味もさほど
変わりませんでした

しかし、各家庭で保存容器や
冷蔵庫の使い方などの状況も異なるので
この結果はあくまでも目安です

麦茶を作ったら熱湯消毒した容器に入れて
冷蔵庫で保存すること、
一度にあまりたくさんの量を作らずに
2〜3日で飲み切れるだけ
作ることがポイントです

熱中症に注意しなければならない時期が
続きますが、十分な水分の摂取が
熱中症対策として効果的です

麦茶は身体を冷やし、ほてりを取る
効果があるとされる大麦から作られています

また、お茶やコーヒーに含まれる
カフェインは利尿作用がありますが、
麦茶には含まれていないので
脱水にもなりにくいそうです

麦茶で十分に水分補給をして、
続く暑さでバテないように
気を付けてお過ごしください
